モノレールに未来の夢をみる。part1
9月22日 姫路モノレールシンポジウムに行ってきました。
しかも、なんと!今回は、スタッフ!朝九時に集合と言う事で、久々のすごく早起きして現地へ。
※注意※
・人が多くはっきりと顔が映っている写真が多くあります。
・どうしても、これはやめてほしいという写真などがありましたらお手数ですが自己紹介の連絡先までお知らせください。
場所は、手柄山の麓にある文化センター。
かなり天気が悪く、この前日かなりの雨で心配でしたがとにかく到着までは雨に打たれず無事到着。
3回目となると、流石にだいたいの位置は分かると思いましたが、安定のGPSさんに連れてきてもらいました。
朝は打ち合わせして、配布のパンフレットを用意していました。
11時からは、モノレールの展示室で除幕式。なんと、ジオラマ公開があるのです。
スタッフの半分はここで分かれモノレール展示室へ。
以前も使ったロッピーです。
そして、除幕式後に我慢できずロッピーに抱きついていたのは私です。
控えめに言って好き。
そう、こんな感じです。除幕式が始まるにつれて人がたくさん増えていきます。
そしてこちらが除幕式の一部動画です。
『除幕式』
スタッフとして参加したしお客さんの邪魔したら駄目だなぁって後ろの方で撮ってるので雰囲気が伝われば幸いです。
幕が撮れた瞬間、わぁー!と声があがり「見せて見せて!」と子どもの声や歓声。
あぁー、姫路モノレールへの愛が凄い。
このジオラマ凄い。しっかりと、手柄山駅からモノレールが走るのです。
手柄山駅側。
少しだけモノレールが見えますね。
これ、机に飾れるサイズがあるならすごく欲しい。
こちらは、大将軍駅側。
横には姫路駅が見えますね。
さて、除幕式も終わり文化センターに戻ろうとしますが・・・・
雨、雨、雨!!
あぁーもう少しでシンポジウムだけど大丈夫か!?と思いつつ控室に戻ります。
ロケ弁食べながら、スタッフ同士でわいわい。
話がずれるので、話せないのが残念ですが興味深い話を沢山聞いて自分の成長に大切なものをたくさん学ばせていただきました。
シンポジウムの会場準備風景です。
ホールへ案内する前から事前申し込みの方々が並び始めていました。
当日枠の申し込みも、並び始めており雨でも来て下さりとても嬉しかったです。
そして、会場にはたくさんの人が来場してくださいました!
さて。ここからは、シンポジウムの内容を書いていきたいと思います。
まずは近畿大学の岡田先生のお話。
「モノレールの価値とは」 です。
お客さんに聞いてみると・・・
〇失敗例、広報的、子どもに伝えるといった意見があがりました。
そこで、先生が考える価値とはです。
大きく分けで4つ。
〇夢の語り部
〇歴史学習
〇廃墟景観
〇土木遺産・文化遺産
まず、「夢の語り部」としての価値です。
・戦後の復活、戦災への想いです。
慰霊塔が手柄山にはありますね、ここまで復活したのは凄いことですもんね。
・そして、60年代に凄い盛り上がりを見せます。
モノレールで市内に環状線、臨海部~日本海まで広域的な大動脈等。
ならずじまいでしたが、出来ていれば大阪環状線の様に凄い事になっていたとおっしゃっていました。
モノレール開業後、姫路大博覧会が開催されます。さらにその4年後には大阪万博。
これは、姫路市が大阪に対する対抗ではないかとお話されておりとても興味深いです。
そのモノレールも営業苦しく、廃止となるのですが廃止の年に補助機制度が出来たそうです。
もう少し早ければ、復活していた可能性もとのことでした。
復活していたら今でもあったのかな・・・。そしたら、大将軍駅の様なアパートやお店が入った駅がたくさんあったかもしれないのかと考えると本当、夢の様な話ですよね!
・・・ロマンだ。
続いて「歴史学習」としての価値。
・先進的な都市構想
・未来に対する夢と希望
・明治以来の寵児
→花形近代遺産になる事は出来なかったが、記念碑的な構造物という事です。
夢の語り部の話ですね。こんなにも昔から輝いた未来の話があったのはとてもわくわくします。
次の話になりまして「廃墟景観」としての価値。
ここは私が一番待っていた話です。まさか、廃墟としての話を聞けるとは予想外でとても面白い。
廃墟好きが多く、かなりの廃墟本が発売されていると画面に映し出された本はだいたい知っていたり持っていたり。
2000年ごろに放送作家である町山広美さんが「廃墟の美がまぶしい時代」「マニア以外でも楽しめる、未来風景、SFの様な懐かしい風景」と言われています。
そうなんだよ!廃墟はみんな楽しめるものなんだ!って心の中で何度も言いましたよ私は。
ここで、廃墟先進国であるイギリスの話。
・イギリスでは廃墟の一部を文化財に登録しブランド化
・城跡を写生する子どもたち
一番、驚いたのは「人工的に廃墟をつくる。」と言う事。
廃墟をつくる、どこかで聞いた話だ。次の日、思い出しました。
それは学生時代に買った、三崎亜記著作の「廃墟建築士」です。
世界ってこんなにも広いのか、と感じました。地元から出たくないって思っていた自分が世界を見たいと思ったこの気持ちは大事にしていきたいです。
最後に「土木遺産・文化財」としての価値。
遺産となる目安は「50年以上」今年、姫路モノレールはちょうど50周年。
ブランド化して、活用し保存していくことが大事だと言う事です。
その為には市民へのアピールや町づくりの育成が大事と纏まられました。
一度ここで、区切ろうと思います。
次からは、岡田先生も加わり市原先生の進行で色々な方面で活躍されている方々がモノレールについて熱くお話されます。
お楽しみに!
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